人情の機微
人の心というものは、複雑微妙に揺れ動く。ほんの些細なことに対して涙が出るほど感激することもあれば、反対にどうにも怒りがおさまらなくなるということもある。
だから、お互いの周りにスムーズな人間関係を築こうと思えば、そうした人の心の微妙な動きに気を配ることが大切になってくる。
たとえば、人に何かものを頼む場合、丁寧に誠心誠意を込めた態度で臨んでいるかどうか。
相手にとって有利なこと、徳になることだからといって、横柄で恩着せがましい態度をとったのでは、相手はどんなに自分の徳になることであっても、快くは引き受けない。時には憤然として席を立ってしまうことがあるだろう。
立場を代えてみればすぐに分かることだが、人はやはり”勘定”だけでは動かない。
”感情”への配慮が軽視できないのである。
”人情の機微”という言葉は、今日ではもう死語になりつつあるかもしれない。
しかしいつの時代においても、良き人間関係の基本はやはりこの人情の機微を察しあうことにあり、それができるところにまた、お互いの人間の人間たる所以があるのではなかろうか。
作者不詳
私たちも「人情の機微」に触れるはがきを書きたいですね。